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ちきりんの前回の提案である「ひどい政府をあきらめて、少しはまともな政府へ取り替えたら?」という案より、今回の本が提起する「ひどい政府はほっといて、ビジネスでやろう」という方法は、より実現性が高いし(それにしてもめっちゃ大変ですが)、政府を一気に取り替えるよりは迂遠な道のりであることは確かながら、“ポリティカリーコレクト”だし現実性がある。というわけで、よりよいんじゃないか、と思えました。

NPOとNGOの違い

、発展途上国には組織というのは“政府”しか存在しないのです。ところがその政府が(何度も書くように)機能価値がゼロ未満だと。でも他に何の組織もないから(価値がネガティブの)政府という組織を通して動くしかない。何度も書いているように、当然巧くいかない。で、「じゃあ、非政府でやったらどうか?」という話になり、NGOという概念がでてくるわけです。

それにたいして西欧先進国の世界では、社会の価値機関は「営利企業」なんです。もちろん公務員もいるけど、基本は株式会社が世の中を回してる。それにたいして「営利じゃない機関でもできることがあるんじゃないか。いや寧ろそのほうがいい場合があるんじゃないか?」という考えがでてきた。これがNPOです。

つまり、地球上には「政府が動かしている世界」と「株式会社が動かしている世界」のふたつの世界がある。だからそれぞれのアンチテーゼとしてNGO, NPOというふたつの概念が生まれてきている、ということなわけ。